G-stove (薪ストーブ)3つの防熱対策(火の粉対策と煙突熱対策等)

燃焼効率はNO.1のG-stove (薪ストーブ)だから熱対策をしっかりやろう!




10月の長野キャンプで「G-stove (薪ストーブ)」の煙突から火の粉が舞い降り、ノルディスク アルヘイム19.6に4箇所、小さな穴があいてしまいました。



冬の時期であれば、外気温が下がっているために火の粉が舞っても直ぐに消えてしまうために、火の粉で穴があくことはなかったと考察しています。

しかし、10月の気温(3-16℃前後)では煙突から舞い上がった火の粉は、消えることなくテントに落下してそのままテントを焦がしてしまったと思います。

また、フロンティアストーブ(現ペトロマックス社)では燃焼効率が悪かったために、火の粉が舞うなんてことはありませんでした。

フロンティアストーブ(現ペトロマックス社)の頃は全く悩まなかった問題です。
火力や燃焼率が違うためにG-stove (薪ストーブ)は、しっかり防熱対策を考えないといけません。




尊敬するアウトドア師匠の防熱対策の回答




Q:火の粉が舞ってアルヘイムに穴が数か所あいてしまいました。外気温が12-16度ぐらいだったために、火の粉が冷える前にテントに着火してしまったんだと思います。それと、煙突を通している箇所ですが、80度近くになりキットの周りだけでも防火対策した方が良いかと少し心配しております。良い方法ございますかね??


A:火の粉対策としては、煙突の周りに耐熱シートか安いコットン生地を煙突用に穴をあけて半径50㎝ぐらいの布をかぶせてやれば防げると思います。

煙突とフラッシングキット周辺の熱対策は煙突に耐熱バンデージが使えます。それを巻き付けてからフラッシングキットを通すと良いです。バイクのマフラー用の耐熱材が使えます。

他のチビストーブや時計型の煙突もやはり高温になるのでこのようなやり方で皆さん工夫されております。


つまり、防熱対策は2点。

1.火の粉が落ちてくることを想定して、テントにコットン生地を被せるてやれ!

2.煙突に耐熱材を巻いて温度を抑えてやれ!そこに、フラッシングキットを通してやれ!


「薪が燃えている破片(=火の粉)」を煙突の外に出さない!



テントに穴があいた箇所は、煙突の出口と同じ高さか若干煙突より下の場所です。


1.火の粉が落ちてくることを想定して、テントにコットン生地を被せるてやれ! とアドバイスをいただきました。

逆転の発想で、煙突から出てくる「薪が燃えている破片(=火の粉)」を煙突から飛び出さないようにしたらどうか!?と考えました。

もちろん、G-Stove専用 [ スパークアレスター ] で火の粉対策はしていますが、それでも火の粉が舞ってきました。


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G-Stove専用 [ スパークアレスター ]の中に、細かい網を入れて「薪が燃えている破片(=火の粉)」を煙突の外に出さない対策をと考えた訳です。




そこで亜鉛の網をG-Stove専用 [ スパークアレスター ]に丸めていれてみました。

ホームセンターで10センチで、約100円程度でした。

亜鉛ではなく、ステンレスの方が良いと思います。理由は溶解温度にあります。

  • 亜鉛溶解温度:419.5℃
  • ステンレス溶解温度:1400~1500℃位(合金のため配合によって変わる)


薪ストーブの煙突であれば、400℃までは上がらないので亜鉛でも問題はなさそうです。

Amazonでも下記商品が売っていますが、網目の大きさを確認するためにホームセンターで、ご自身の目で確認してから購入をした方ががベターかと思います。

吉田隆 工作ネット 亜鉛織網 45cmx1m 2004-45T

Eggs ステン金網10メッシュ 100x200ミリ


「薪が燃えている破片(=火の粉)」は、これで煙突の外に出にくくなったと思います。



非接触温度計でG-stoveの温度を計測


G-stoveに薪を入れてMAXな状態にすると、ステンレスの煙突はここまで真っ赤になります。


G-stove内の温度は、378℃。


さらに燃やすと、434℃まであがりました。


煙突の真ん中あたりで127℃。


テントの一番近い箇所で、119℃でした。




G-stove上(調理する箇所)で約200℃です。

2,500程度で非接触温度計が買えますので、薪ストーブをお持ちの方は1つあると便利ですよ。



煙突に耐熱材を巻いて高温からテントを守る!



これだけ高温になるG-stoveの熱から守る対策です。


バイクのマフラー等に巻く「耐熱布」です。

G-Stove専用 [ テントプロテクター ] 周辺の煙突に「耐熱布」を巻きつけ、結束バンドでは緩んできそうだったので、セメダイン 接着剤で「耐熱布」を固定します。


2本分の煙突に「耐熱布」を巻いて、接着剤で固定します。


「耐熱布」分厚くなった煙突でも、G-stove (薪ストーブ)本体に収納できました。

一安心です。






セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア P20ml AX-038
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G-Stove専用 [ テントプロテクター ] で、煙突熱からテントを守ってくれます。

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撤収時に煙突がなかなか外れない時の対処方法


ステンレスの煙突だと焼き付きを起こしてしまって、煙突がなかなか外れません。

そこで「焼き付き防止潤滑剤」を購入しました。


「焼き付き防止潤滑剤」はグリスに金額が混じったような感じで、少量結合部分に塗るだけで、超簡単に煙突同士が外れるようになりました。





LOCTITE(ロックタイト) 焼き付き防止潤滑剤 耐熱タイプ 51001J [HTRC9]
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まとめ

燃焼効率が素晴らしいG-stove (薪ストーブ)だから熱対策をしっかりやった方がよいです。

テントに火の粉が舞い降りた後では、私のように遅いです(苦笑)

大きく3つの対策を実施しました。

1.煙突から出る火の粉
細かい金網を入れて、薪が燃えている破片(=火の粉)を煙突の外に出さない。


2.高温になる煙突熱
 [ テントプロテクター ] 等で煙突熱する。もしくは、テント周辺の煙突に「耐熱布」を巻きつける。両方やるのがBEST!


3.撤収時に煙突がなかなか外れない場合が多い
焼き付き防止潤滑剤 耐熱タイプ を煙突に塗っておくこと。



ギアを大切にして、安全に遊ぶことが一番大切なことだと思います。2016/10/27 20:06公開





金属用高強度 接着剤で「耐熱布」再度固定 

2016年11月14日追記


バイクのマフラー等に巻く「幅5CM*5M耐熱布チタン ファイバー玄武岩繊維耐」巻いた結果、煙突の温度下がりました。

しかし、「セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア」で固定した2本分の煙突に巻いた「耐熱布」が剥がれてしまいました。煙突が高温になり、接着面が少ないのが原因だと思いました。

そこで購入したのが、「セメダイン 金属用高強度 接着剤 メタルロックP25Gセット」です。

2液・常温硬化タイプのため、混ぜ合わせるために強力な接着力があります。100℃以上になった煙突に巻いた「耐熱布」でも剥がれてくることはありませんでした。それだけ接着力が強いです。

ただ、混ぜ合わせて5分以内に使用しないと硬化していきますので、少しずつ出して混ぜて使用することをオススメします。

セメダイン 金属用高強度 接着剤 メタルロックP25Gセット」良い仕事します。



G-Stove の兄貴分 Heat View XL

2019/01/25追記
更に進化を続ける薪ストーブ[G-Stove Heat View XL]

G-Stove Heat View XLに買い替えましたのでこちらもどうぞ!


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最後にラインナップのご紹介でした。

発売して直ぐに購入したG-Stove、超お気に入りのギアです。

「G-Stove Heat View(薪ストーブ)」の使い方、テントへのインストールなど試行錯誤しています。

お気軽にご相談ください。