右足間接外果骨折(46日目) 再入院6日目 細菌MRSA(細菌=メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)判明

朝、6時から点滴開始です。

◯抗生物質 1回/日の点滴
Meropenem [MEPM] メロペネム, カルバペネム系

入院した先週木曜日に採取した培養結果が出ました!結果は後ほど・・・。
細菌は、MRSA(細菌=メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)でした。

そして、抗生物質の種類が変わりました。

◯抗生物質 1回/日の点滴
Teicoplanin [TEIC]テイコプラニン, グリコペプチド系抗生物質


今までは、どの細菌かわかなかったので全方位的な抗生物質だったようです。細菌が特定したことによってより、特定の細菌絞って攻撃できる抗生物質にシフトしたそうです。

朝食


昼食


夕食 病院で初めてのトンカツ


再手術後、初めて主治医の先生に、傷の手当と洗浄(500ml)をしていただきました。

傷口周辺の赤み、腫れ、炎症は大分おさまった感じです。傷口周辺を押しても、痛みもだいぶ無くなり、膿も出てきませんでした。
また、再手術で切開した筋肉組織も「癒合(ゆごう)」してきているようです。

※来た時の右足は、赤く腫れパンパンでした。
さらに患部を押すと激痛とともに、膿が吹き出してきました。

数値もおかげさまでだいぶ落ち着いてきました。

 ◯白血球(百/uL) ※平常値:3,500~9,800
  7,350:2015/03/07_入院(手術前)
 10,870:2015/03/11_入院(手術後)
 15,950:2015/04/09_再入院直後
  8,250:2015/04/11_再入院(再手術後)
  4,520:2015/04/13_再入院

 ◯CRP(mg/dl) ※平常値:0.3以下
    0.44:2015/03/07_入院(手術前)
    0.87:2015/03/11_入院(手術後)
 18.26:2015/04/09_再入院直後
 12.59:2015/04/11_再入院(再手術後)
   3.61:2015/04/13_再入院

今後は、下記の治療方針のようです。

1.傷口から採取した組織を「細菌培養同定検査」し、MRSA(細菌=メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を抗生物質で殺す。細菌がMRSAと断定できたので昨日から抗生物質を「テイコプラニン, グリコペプチド系抗生物質」に変更しました(それまでは広い範囲で細菌を退治できる抗生物質)

2.白血球、CRPの数値が正常化したら、傷口を縫合。

3.骨が完全にくっついた時(骨折から3ケ月経過した頃)、プレート等の金属を早めに摘出。
金属等が入っていると今回のようなことが起きる可能性が高いそうです。私の場合。

※残念ながら、具体的な退院の日時とかの説明はありませんでした。

◯専門用語を調べたのでメモしておきます。

※細菌培養同定検査
化膿した皮膚についている膿から分離した細菌を培養で増やし顕微鏡で見る検査で、原因である細菌の種類を調べ、効果が高い抗生物質を選択するための検査。所要日数 5日前後。

※抗生物質とは
細菌の増殖を抑える薬のこと。なお、ウィルス感染には抗生物質は効果がありません。
抗生物質は数多くありますが、いくつかのグループに分かれていて、例えば、「ペニシリン系」や「セフェム系」などとグループごとに名前があります。そして各グループごとに特徴があり、それぞれのグループごとに効果が出やすい菌がおおよそ判明しているそうです。

①化膿している傷が何の菌による化膿なのか、はその場では通常分からないものです。検査を施行してようやく判明します。
②抗生物質が効かない薬剤耐性菌が増えていますので、効果のある抗生物質がどれかは、検査を施行してようやく判明します。

このように、①および②の理由から実際には“効果が期待できると思われる”抗生物質を処方します。

主治医も心配してのは、抗生物質は必要以上に使いすぎると「耐性菌」といって、薬が効かなくなる細菌が でてきてしまったり、菌が死滅する代わりにまた別の耐性菌が発生し、菌が入れ替わってしまう 「菌交替」という状態が起きる事があります。

薬剤耐性菌の発生を抑えるには
原因菌に対し効果のある抗生物質を選択し、適切な量および期間、内服すること・・・が大切です。

※薬剤耐性菌とは
例:MRSA(メチシリン耐性ブドウ球菌。メチシリンという抗生物質が効かないブドウ球菌のこと。実際にはその他の多くの抗生物質も効かない。)が有名ですが、その他にも多くの薬剤耐性菌が生まれています。

抗生物質は、細菌によって何種類もあることを恥ずかしながら全く知りませんでした。

色々書きましたが、おかげ様で状況は好転し良くなっています。